“おすすめ発泡酒を探す”と題してブログを書きはじめてもうすぐ1年。実は一度だけ、勘違いで生ビールを飲んで感想を書いたことがあるんですが、それ以外では「発泡酒とはっきり書いているし、生ビール飲んだ感想書くのはちょっとなー」と思って、ブログに書くことはしませんでした。
ですが、ヱビスビール(サッポロビール)から3月4日に新しく発売されたシルクヱビス。
これについては、期間限定ということもあって「飲んでおきたい~」という気持ちが強かったんですが、なにせちょっとお高い。シルクヱビスに限らず、ヱビスビール全部にいえることですが、2本で発泡酒3本分のお値段です。普段は発泡酒(新ジャンル)、たまに生ビール(アサヒのスーパードライ)を飲むと 「ちょっと贅沢してるな~」と感じるところに、さらにそれよりお高い生ビールとなると、さすがに腰がひけますね。でも、飲みたい。飲みたいんだから仕方ないので、番外編ということにして飲んでみました。
シルクヱビスの原材料は「麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ」でアルコール度数は5.5%です。
シルクヱビスの特徴は、
- 小麦麦芽(協働契約栽培)を一部配合
ー きめ細かい泡、絹のようななめらかな口当たり、上品な味わいを実現 - 泡を大事にする仕込方法採用
ー よりきめ細かい泡の実現 - (現行のヱビスビールより)麦芽をより多く使用
ー より上品で豊かな味わい(アルコール分:5.5%)。
ということ。小麦を使用することでよりきめの細かい泡、口当たりを実現した「春しか飲めないヱビスビール」ということらしいです。
シルクヱビスを飲んでみた感想ですが、これはもう「まろやか~」の一言に尽きると思います。濃いめの味わいがひとつ(渾然一体)となって口の中に広がります。味の感じについて、同じ会社(サッポロビール)というイメージのせいか「麦とホップ」と似ているような気がします(ブランドからして違うのでホントは全然違うはずですが、ついついそんな感じがします)。ただ、シルクヱビスを飲むと、麦とホップの味わいにまとまりがない(ひとつの味になっていない)ということがよくわかります。もちろん、シルクヱビスと比較しての話なので、麦とホップが悪いとかではまったくないですが。
もうひとつ、残念ながら、自分でグラスに注いでみても「きめ細かい泡を実現」することはできませんでした。
シルクヱビスを飲むと、口の中にサァーッとまろやかな苦みが広がるんですが、後味はあっさりしていてフワーッと消えていきます。
「まったりとしてコクがありそれでいてしつこくない」
どこかで聞いたことのあるようなセリフですが、シルクヱビスにはそんな表現がピッタリくるような気がします。
シルクヱビスについてはこれはもう、「おいしい、高い、おいしい、高い、おいしい、高い、おいしい、おいしい、高い、高い」というように、おいしいけど、普段飲みにはチト厳しい。そんな感じでしょうか。やっぱり贅沢はアサヒスーパードライまで、ですよね。