現存する日本最古のビールブランド「サッポロラガービール」を飲んでみました。
ハイ、はじめにことわっておきますが、発泡酒じゃありません。 もちろん新ジャンルでもありません。「赤星」の通称で親しまれている(らしいです。自分は知りませんでした)ビールブランドが、9月10日から数量限定・ コンビニ限定で発売されていたので、記念にひとつ飲んでみることにしました。限定の文字には弱いです。

しっかりと刻印された「数量限定」の文字
他のビールだったらメーカー名が刻印されるところには、しっかりと「数量限定」の文字が記されています。この「数量限定」ですが、実際何本くらいなのか気になったのでネットで調べたところ、エキサイトニュースに記載がありました。
日本最古の缶ビールが飲める | エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/tb/News/bit/E1222322662492.html
記事によると、「限定8万缶」だったところ発売4日目で突破してしまったのでさらに数量を増やしたとのこと。その後、どのくらい増やしたのかはわかりませんが、瓶ビールのみ飲食店向けに販売されていたのが30年ぶりに缶ビールとして個人向けに販売されたということなので、それも当然なのかもしれません。
さらにラベルを見てみると、来ました、「現存する日本最古のビールブランド」の文字。
サッポロラガービールが日本最古のビールであるという由来は、「サッポロビール – Wikipedia」のページに詳しく書かれています。その下の、「ビール 熱処理」の文字も気になるところ。熱処理されているということはつまり、サッポロラガービールはいわゆる「生ビール」ではないんですね。
そもそも生ビールの「生」って何? | エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/tb/News/bit/00091149415173.html
サッポロラガービールの原材料は「麦芽・ホップ・米・コーンスターチ」で、アルコール度数は5%です。
サッポロラガービールを飲んでみた感想は「後味までしっかりとおいしい苦みが残る」です。ラガービールを一口飲むと、口の中にサァッとおいしい苦味が広がります。最近の新ジャンルなんかを飲むと、この後味が変な酸味になったり嫌な後味になって残るんですが、ラガービールは違います。しっかり「苦味」として残ります。
最初、冷蔵庫でしっかり冷やして飲んだんですが、やっぱりビールは冷やしすぎると味が抑えられてしまって、おいしさを感じにくいような気がします。特に、瓶ビールメインで販売されていたのならなおさらだと思って、少しぬるくなるまで待って飲んでみましたが、やっぱり少しくらいぬるくなった方が断然おいしいです。
この苦味、確かに、焼酎やチューハイ、カクテルなんかを好む若い世代に好まれる味ではないかもしれません。自分が二十代前半の頃(十年くらい前)、「ビールは最初に乾杯する一杯はものすごくおいしいけれど、そのあとは苦いばっかり」と感じたビールに対する感想そのままな感じです。
普段、自分が好んで飲む「アサヒスーパードライ」を、「スカスカ」と評する人たちが日本に結構多い理由がなんとなくわかる、そんなビールでした。